フリータイムの重要性を以下記事で説明したので、それに関連してデマレージの記事を作成したので、読んで貰えると嬉しいです。

デマレージの基礎
実務でのデマレージ体験談
ディテンションチャージとの違い
デマレージとは
フリータイムが無料蔵置期間なので、無料蔵置期間を過ぎたら有料となります。
その有料蔵置期間がデマレージになります。
デマレージはいつから発生するの
無料蔵置期間最終日の翌日から発生します。土日祝などのカレンダー並びは考慮されせん。
船社都合でコンテナを引き取れない期間があれば考慮されます。
デマレージ費用の支払い
コンテナを引き取る際にデマレージ費用の支払いが必要になります。
通関業者が費用を立て替えて、作業が完了次第請求するパターンが多いです。
デマレージ費用の見積もりの取り方
実務上では下記2通りの方法がありました。
・船社が発行した貨物到着案内(アライバルノーティス)にコンテナ引取日を記載して金額を通知してもらう(FAXを流して金額が記載された返信FAXを通関業者に対する請求書としていました)
・船社の専用サイトから費用との見積もりと請求書発行を依頼する
こりすママはFAXで見積もりを取るやり方が圧倒的に多かったです。
デマレージ費用の考え方
船社サイドの考え方をまとめました!
蔵置期間が長引けば長引くほど高額になる
コンテナ早期引取のためこのような料金設定がされています。
20Fコンテナと40Fコンテナで大きさが異なるコンテナの場合、保管によりスペースが必要となる、40Fコンテナの方が高くなります。
デマレージ費用の考え方以下が多かったです。(日付や金額は目安)
1日目~5日目迄 〇円
6日目~10日目 □円(〇円の1.5倍)
11日目以降 △円(〇円の2倍)
単純に、有料蔵置期間×一日単位金額とならない計算になります。
コンテナヤードに蔵置ができる数には限界がありますし、引き取られたコンテナは中身がない状態で再びコンテナヤードに返却され、日本国内の貨物を輸出されるために再び使用されます。
なので、コンテナの早期引取早期返却は円滑な物流を構築する上で必須事項です。
コンテナの需要・供給のバランスが崩れると国内を行き来するコンテナ船に空のコンテナを乗せて融通し合う必要が発生して、それが船社の大きな負担になっているのです。
実務でのデマレージ体験談
不測の事態でデマレージ費用が発生するパターンをいくつか経験しました。
他にも色々なパターンを経験しましたが、この4パターンが多かったです。
輸出者から輸入者へ船積み書類が送付されず到着しても存在が知られていなかった
輸入者は国内在庫の推移をみながら、次はこの時期にコンテナが到着するように、輸出者に依頼をするパターンが多いので、船積み書類の到着を気にしないと存在を忘れがちになります。
こりすママは実務時代に、一回だけ経験したレアケースになります。
依頼者(輸入者)からの書類が到着せず、到着しても存在が知られていなかった
輸入者からの通関依頼は、以下3パターンになります。
・メール(一番多い)
・郵送(通関にオリジナル書類が必要な場合送られる)
・FAX(昔ながらの古い会社に多い。輸出者からFAXで書類を入手している場合そのまま流れ作業で送ってくるパターン)
手違えで送られてなかった、または、送ったのに通関業者に到着する前に紛失事故にあったなどが想定されます。
コンテナの数が多すぎて物理的にドレージ作業が追い付かずフリータイム内に引き取れなかった
コンスタントに取引のある輸入者の依頼でも、普段10本程度の船積み依頼なのに、コンテナを一度に例えば50本積んできた場合も、事前連絡がないと当然対応が難しくなるので、デマレージ費用の発生に直結します。
通関業者側のコンテナ作業のキャパが足りずフリータイム内に引き取れなかった
こりすママ側の理由なので、デマレージ費用は通関業者持ちの事例です。
他のお客様のハイシーズンにかぶったりしたときに発生しがちでした。
まとめ
昨今いわれる物流コスト上昇は、実はこんなところにも理由が隠れていたりします。
デマレージ費用も、年々高額になりつつあります。(下がることはないです)
デマレージという単語を聞いただけで、少し気分は沈みますが、このようなことに向き合って仕事をしているのが、通関業者だったりするのです。
